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ブラック企業で働き、キツイ思いをしている人は誰もがホワイト企業への転職を希望すると思います。
結論からいうと、ホワイト企業への転職は、現在ブラック企業に勤めている人にとっては厳しいという現実が立ちはだかります。
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「目指せホワイト企業への転職」ブッラク社員は厳しい理由
- 日々の労働環境
- 時間的自由がきかない
- ブラック遺伝子
日々の労働環境
- 月間の休日が1~2回
- サービス残業の強制
- 月間トータル労働時間が400時間
- 毎週行われるくだらない会議
- ゴミみたいな社訓・社歌の暗唱
- パワハラ
上記のようなことが、ブラック企業では当たり前のようにおこります。
今まさにこのような労働環境の中にいる人にとっては転職の難易度は跳ね上がります。
精神的に肉体的にもすり減ってる状態ではまともな思考力と判断力が機能しません。
【疲労により判断力・思考力の低下すると…】
■転職活動をするタイミングを逃す
■そもそも、行動することすら出来ない
かなり不名誉なことですが、ブラック企業に長くいると、日々の長時間労働や休日が少ないことに自然と慣れていってしまうもの。
なぜなら毎日の仕事を、思考をストップし、惰性で行うようになるからです。
そうでもしないと、ストレスでパンクします。まともな思考でマジメに働き続けるよりは、思考をなくしてまるでロボットのように働く。
ブラック企業で精神と体を維持するにはそうする以外他に方法はないからです。
話を戻します、
このような劣悪な環境で日々過ごせば、冷静な思考力とまともな判断力を失い、転職活動を始めたとしても、書類作成や面接などで実力を発揮することが困難となります。
転職希望先に自分をアピール出来なければ、当然ですが、内定はもらえないでしょう。異常なほど過酷な現場で働いている人にはかなり厳しいハンデです。
ボクシングで対戦相手だけがグローブ内にメリケンサックを仕込んでるくらいの逆アドバンテージです。
【ブラック企業で働くと精神的にも肉体的にも疲労する】
■転職活動で実力を発揮できない
結果:希望の就職先の内定を得にくい

今の職場がブラック企業とかそんなの言い訳だと思うけど。
私はブラック企業とホワイト企業の両方で働いてみてわかったことがあります。
ブラック企業は働く意欲どころか、生きる希望すらなくします。
こう表現すれば、ブラック企業で働く人がどれだけ精神的にすり減ってしまってるか、少しは理解してもらえると思います。
時間的な自由がきかない
「時は金なり」
お金よりも時間のほうが貴重だということわざ、まさにその通りであり、転職活動やその他人生においても言えることです。
わかりきったことですがブラック企業で働くとプライベートの時間なんてありません。
- 酷い職場だと
■飯食ってる時
■トイレに入ってる時
■風呂
■寝てる時
■通勤・退勤時
これ以外の時間はすべてブラック企業へ捧げるといったケースもあります。
もう絶望や悲しみを通り越して、怒りや憎しみに近い感情です。今思い返すだけでも腹が立ってきます。気を失いそうです。髪も抜けそうです。
となれば、転職活動をする時間がどこにあると思いますか?
貴重な休日しかありませんし、休みをもらえない場合は転職活動は無理ゲーになります。
繰り返しますが、時間的自由がなければ転職はかなり厳しいものとなります。
限られたプライベートの時間をフル活用しないと転職活動は失敗に終わります。
- ここでいう転職活動の失敗
■そもそも転職活動すら出来ない:大敗北
■面接にはいけるが内定が出ない:敗北
■内定はもらえたがそこもブラックで有名:敗北
■あせって決めた転職先もブラックだった:地獄
ブラック遺伝子
ブラック企業で長く働いた人はどのように評価されるか考えたことはありますか?
一昔前までは、こんな感じでした。

これなら我社でも活躍してくれること間違いないな!
しかし、時代は変化します。
バブルが崩壊した1991年頃から「ブラック企業」という言葉そのものは存在していたが、急激に広まり始めたのは2008年に起こった「ワタミ 従業員過労死問題」。
ワタミが起こした長時間労働問題を引き金に、似たような労働環境で従業員を働かせている企業が続々と叩かれはじめました。
この時期から世にスマートフォンやTwitterを始めとするSNSがブレイクし、ネット社会に突入。「ブラック企業=悪」というイメージは、当時の就活生らを中心にまたたく間に広まりました。
「ブラック企業=悪」という概念が浸透した世代の人が、今現在、会社の人事で裁量や決定権をもっており、その人からすれば、
「ブラック企業で仕事を覚えた人は、今後も同じような働き方をするのでは?」
と先入観を持っているため、たとえ苦しい思いをしてブラック企業を耐え抜いてもそれはホワイト企業側からすれば全く評価されません。
それどころか、「ヤバい」「異常」な労働環境とわかっておきながら、それを早く改善するための行動をしなかった問題解決能力の低い人間と判断されてしまうのです。
【ブラック遺伝子】
■ホワイト企業からすればブラック企業で酷使されてた人を自社で雇うと、「今後入社してくる後輩に同じような仕打ちをするのでは?」と先入観を与えがち。
■今現在、中間管理職に就いている人間は、「ブラック企業」という言葉が急速に広まった時代に就職活動をしていたため、「ブラック企業」に対しての抵抗がものすごく強い
少しだけ私の経験談を…
私クマログはブラック企業で長い間こき使われていました。そんな理不尽な毎日に嫌気がさし、転職活動を開始し、今現在では納得いく労働環境で働けてます。
完全な「ホワイト企業」とまではいきませんが、今までの異常なブラックな職場に比べたら100倍良いと感じてます。
転職して良かった…。
結果だけみれば大勝利で終わりましたが、転職の道のりはかなり厳しく、何度も心が折れかけたので、簡単なものではありませんでした。
今現在ブラック企業で苦しめられていて、「転職したい!」「辞めたい!」といった人の気持が痛いほどわかります。そのような人にちょっとでも有益なことを発信したいと思うのです。

逆に自信なくすな…
不安を煽ったわけではありません。
むしろ、早いうちに現実を知ることによって見えてくるものが多くあります。
難易度は高いが不可能ではない
労働環境がメチャクチャなブラック企業の社員にとって、転職は様々な面で不利となりますが、不可能ではありません。
ただし、何もせずに待っているだけでは転職先は決めることが出来ず、ブラック企業から脱出することも出来ません。
一人じゃムリならプロへ相談
一人でブラック企業に勤務しながら転職活動するのは無理ゲーに近いくらい難しいです。
ですが、転職サイトへ登録し、エージェントに相談することが出来れば、難易度はぐっと下がります。
というより、転職エージェントを利用しないと自分だけでは不可能に近いです。
私がブラック企業から抜け出すきっかけとなったのは、転職サイトへ複数登録し、少ない休憩時間や通勤・退勤の電車内でのスキマ時間に情報収集を効率よく行えたからです。

という人は一人で悩まず、転職のプロへ相談しましょう。
転職エージェントに申し込むのは無料ですし、面談を行ったからといって、必ず今すぐに転職しないといけないわけではありません。
プロに相談すれば、
■今の自分はどんな仕事に向いているのか
■自分の条件に合う求人はあるのか
■職務経歴書の書き方・面接対策
など、転職に役立つ情報を無料で教えてもらえます。
「今の職場がブラックすぎてしんどい」「転職したいけど自分に合った仕事の探し方がわからない」といったことを気軽に相談できます。