「薬膳」とは何か?食事で健康になるためには必要な考え方!

「薬膳」という言葉を聞いたことある人は多いと思いますが、「薬膳とは何ですか?」と問いかけられたら、正しく説明することは出来ます?

何となく食べ物の「栄養」とか「健康」に関するものと想像すると思いますし、おっしゃる通り8割ほどそれで正解です。しかし、薬膳のことを掘り下げてしっかりと理解すれば、日々の私たちの健康に必ず役に立つので是非とも参考にしていただければ幸いです。

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薬膳とは何か?

薬膳とは、中国の伝統医学(漢方)の理論に基づいて、食材のもつ効能・効果を体系化し、それを食事に応用したものです

というだけでは何を言っているのかさっぱりわからないと思うので、ひとつ例を挙げて説明します。

トマトにはビタミンCやカロテンといった栄養素がたくさん含まれており、それを食べれば美容や健康に良いとされています。「今日はビタミンCが不足しているな…野菜を食べなきゃ」、「便通をよくするために食物繊維を摂取しないと…」と、健康意識の高い人は日々考えていると思います。このように、食材に含まれている栄養を中心にフォーカスを当てるのを現代の一般的な栄養学に当たります。

ビタミンやカロテン、カリウムなどの現代の栄養学で語れる分野以外にも、トマトを食べることによって「体の熱を取り除く」、「水分を補給する」といった効果があります。夏場の熱いときに、トマトを食べると、体を冷やし、水分を摂取できるため、夏バテ予防に打ってつけです。このように、食材が体内に入った時にどのような働きがあるのかどうかを「効能」といい、それを意識して日々の食事に心と体の健康に役立てる考え方こそ「薬膳」なのです

ビタミンなどの栄養は、最新の技術を駆使すれば数値で表せたり、正確に立証することが出来ますが、一方の薬膳効果や食材の効能に関しては、古くからの言い伝えや、人間が膨大な量と時間をかけて試行錯誤した経験と知識の蓄積から生まれた理論であり、栄養学的な根拠はないのです。

根拠がないってことは意味がないってこと?

医学的、栄養学的な根拠がないからといって意味がないわけではなく、信仰的な考え方なわけでもありません。「××の栄養が入っているから○○に効く」といったように現代栄養学のように正確に証明することが出来ないだけであり、栄養学が一般的になる以前より、言い伝えや効果が受け継がれています。

薬膳は中国の伝統医学、つまり漢方の考え方そのものと言っても過言ではありません。栄養学と薬膳を例えるならば、圧倒的な知識や化学の力を用いて治療する「西洋医学」と、人間の体の治癒力そのものを向上させ病気や怪我を治していく「東洋医学」みたいなものです。

薬膳を知って得すること

何となく薬膳効果について理解できたでしょうか?ここからはクマログが考える薬膳のメリットを紹介します

サプリメントでは絶対に摂取できない効果が得られる

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サプリはあくまでも「栄養補助」という認識が必要

最近ではコンビニエンスストアでも手軽に買えて、なおかつ低価格で高クオリティーのがサプリメントです。「ビタミン」、「亜鉛」、「カルシウム」などなど、目的や自分に足りてないものに応じて選ぶことができる時代です。ほんの小さなカプセルや錠剤に、ギュッとが濃縮された魔法のようなアイテム。

しかし、鋭い人なら気が付いたかもしれませんが、サプリメントはもろ現代栄養学に基づいた健康機能食品です。薬膳の考え方と、真っ向からと対立しています。

「ビタミンC」が不足していると考えて、「ビタミンC」のサプリメントを買って摂取するより、トマトなどの野菜や果物を買って「ビタミンC」を摂取した方が、体の中で得られるエネルギーや効果が断然に違ってきます。

○サプリメントの場合=「ビタミンなどの栄養」
○食事の場合    =「ビタミンなどの栄養」 + 「薬膳、食材の効能」

食材選びが楽しくなる

「きのこ類は胃腸の消化機能を改善する働きがある」、「生姜は体を温めて免疫力を高める効果がある」といったように、食べ物によって様々な効能があるため、薬膳は奥が深い理論とも言えます。一度に全部を理解するのは難しいですが、知れば知るほど食材選びが楽しくなります。

また、自分の体調や体質に合わせて組み立てることができるので、健康を考慮して料理をする時の参考にもなります。特別な食材、高価な食材は必要なく、誰でも簡単に薬膳を日々の食事に取り入れることができるのです。

日々の健康のセルフケアが出来る

スーパーや八百屋で売っている身近な食材すべてにそれぞれの効能があります。「体の水分を補う」、「体を温める」、「アレルギーを緩和する」など大まかに効能が分類されるので、自分に打ってつけと思う食材を選んで組み合わせ、食事に取り入れれば、日々の健康促進と、生活習慣病の予防などに役立ちます。

ファストフードやレトルト食品ばかりで毎日の食事を済ませている人と、自分の体を考えたバランスの良い食事をしている人では、長い年月の間に明らかな違いが出てきます。食材の持つ効能を活かした食生活をすれば、健康で美しい体を維持することが出来ます。

「おいしく、健康に」

簡単にではありますが、薬膳の考え方や、食材がもつ効能の素晴らしさをお伝えしてきました。

「どんな食材を選んで、どのようにして食べるか」が健康を維持していく上で大切なことであり、自分の体は、自分が食べてきたもので出来上がっているとも言えます。また、「食べ物が持つ効能を知って、自分の体に適したものを美味しく食べる」ということを実践していくのが、薬膳に基づいた食生活の理想形となります。

サプリメントを批判するつもりはありませんし、むしろ「健康」をテーマにしているクマログにとっては、なくてはならないものであると考えていますが、食材そのものがもつ効能をもっと皆さんに知ってい頂いて、「食事で健康になる」という考え方の下、日々の食事を楽しんでほしいというのが私の思いです。

各食材ごとの効能については今後このブログにて紹介しようと思いますので、参考にしていただけたら幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

クマログ

一人暮らしのサラリーマン男子。元料理人なので一般の人より料理には少し詳しい(はず)。日々時短、効率の良さを探求中。めんどくさがりだがブログでは「丁寧で誰でも理解できる!」というのを心掛けて執筆している。また健康オタクでもあり、栄養やダイエット等にも詳しい。節約や食べ歩き、音楽など趣味も多数。