2016年は台風によって農村がかなり被害を受けたため、今現在市場に出回っている野菜全般がものすごく高価です。野菜の高騰は何も一般家庭だけでなく、幼稚園や学校などの教育の現場にも影響を与えています。
三重県鈴鹿市の教育委員会が、来月(12月)と来年1月の2日間、市立の幼稚園と小学校で給食を中止することを決めたそうです。野菜の価格が高騰したため、決められた予算で給食を作るのが困難になったというのが理由です。
Sponsored Links
予算次第でさらに中止も
鈴鹿市教育委員会によりますと、市では1人あたり月額4100円を給食費として徴収していますが、今年は台風などの影響で、野菜の価格が高騰しているため、予算内で給食を作ることができなくなったということです。
このため、市立の30の小学校と13の幼稚園で、来月20日と来年1月12日の2日間給食を中止します。また、校内で給食を調理している学校では、食材の仕入れ先が異なることもあり、予算上困難な場合、さらに中止する日が増える可能性もあるということです。
【CBCテレビ 】
給食費が月額4100円といううことは、一日当たり約200円ですね。たしかに最近の野菜の価格を考えれば、いくら児童が食べる給食といえども、一食200円というルールを守るのは非常に困難だと思います。全体量を減らしたりすれば、今度は児童たちから不満の声が出るといった別の問題になりかねないので、中止にした判断は間違ってはないと思います。
ニュースによれば、今後さらに野菜の値段が高騰すれば、給食を中止にする日をもっと増やす恐れもあるとしています。中止になって学校が早く終われば子供たちは嬉しいだろうけど、家で昼ご飯を作らないといけない親はたまったもんじゃないでしょうね…。
キャベツ1玉500円突破
キニ速 : 【悲報】キャベツさん、500円台に突入 https://t.co/eqzLJEb5eZ pic.twitter.com/Vv4pUNZteW
— キニ速 気になる速報 (@kinisoku) 2016年10月30日
10月末にはキャベツ1玉の値段が500円を突破するという事態となり、今回の野菜価格の高騰がどれだけ凄まじいものかを体感しました。2016年の台風で特に北海道では、ジャガイモ畑が水没してしまったりと、甚大な被害で悩まされていました。
自分の住んでいる地域以外で起きた自然災害も、このように野菜の価格の高騰といった形で襲い掛かってきます。普段安くて美味しい食べ物が食べれているのは、常に平和の上で成り立っているものなのですね…。
Sponsored Links