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朝が苦手でいつもなかなか眠気が覚めない…。そこで毎朝シャキッと目を覚ますためにコーヒーを飲む人が多いかもしれません。私も毎朝必ずブラックコーヒーを飲みます!
カフェインを取るためにはコーヒーやエナジードリンクを飲むのが手っ取り早いと思われがちですが、
実はココアにはカフェイン以外にも眠気を覚ます効果のある成分が含まれているということが判明したのでお伝えいたします。
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眠気覚ましといえばカフェインだが…
「眠気覚まし = カフェイン」
と多くの人が思っているかもしれません。
たしかに、カフェインには覚醒作用があるため、眠気を振り払うにはかなり効果的な成分です。
しかし、私たちがカフェインによって目を覚ますためには「250㎎~300㎎」ほど摂取しなくてはならないそうです。
- カフェイン含有量の目安
■コーヒー1杯(200cc) 約100㎎
■エナジードリンク1本(200cc) 約150㎎~200㎎
ここではコーヒーとエナジードリンクを例に出しましたが、いずれにせよ2~3杯以上飲まなければ効果はあまり期待できないということですね。
「眠気を覚ましたい」という理由だけで一度にコーヒーを2~3杯飲むと、お腹が痛くなりますし、ホットコーヒーを飲めば体が温まって、逆に眠気が増す場合もあります。
それに、エナジードリンクは大量の糖分が使用されているため、眠気が覚めたとしても、お世辞にも健康的とは言えません。
ココアに含まれるテオブロミンに注目

という声が聞こえてきそうですが、結論を言えば、
コーヒーの15分の1以下のカフェイン含有量でした。

いや、ここからが本題。
眠気覚ましはカフェインだけの専有ではありません。
ココアはカフェイン量こそ少ないものの、
「テオブロミン」
というカカオにしかない固有成分が含まれています。
「テオブロミン」
テオブロミン (theobromine) は、カカオに含まれるアルカロイドの一種。自然界ではほぼカカオのみに含まれ、チョコレートやココアの苦味成分である。キサンチンの一種・メチル化物で、テオフィリンやカフェインと似た構造を持つ。
テオブロミンは環状アデノシン一リン酸(cAMP)のホスホジエステラーゼ阻害薬として作用し、ホスホジエステラーゼが活性型のcAMPを非活性型に変換するのを阻害する。cAMPは多くのホルモンや神経伝達物質のセカンドメッセンジャーとして働く。そのためcAMPの非活性化が阻害されると覚醒効果が続く。
【引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%9F%E3%83%B3】
なんだか難しい言葉が書かれていますが、
簡単に言えばこうなります。
■「覚醒作用」と「利尿作用」を促す作用があるため、眠気覚ましに効果が期待できる
カフェインに似た「覚醒作用」と、トイレに行きたくなる「利尿作用」が強く働くので、目が覚めるといったところです。
トイレに頻繁にいきたくなるということを悪く思われるかもしれませんが、体に溜まった疲労物質を外に出す行為なので、疲れや眠気を取り除くことが期待されますよ。
寝る前に飲むのはどうなの?
テオブロミンの効果によってココアは眠気覚ましに良い飲み物の一つということがわかりましたが、裏を返せば、
夜、寝る前に飲むと、覚醒作用と利尿作用によって寝つきが悪くなってしまう
ということです。
ココア好きの小さなお子様がいる人の場合、夜にココアが飲みたいってなっても、「寝れなくなるからダメ!」としっかり言ったほうが良さげです。
子供だけではなく、大人の方もなるべく夜遅くにはココアを大量に飲むのはさけたほうが無難です。
繰り返しになりますが、テオブロミンはカカオに含まれている成分なので、ココアだけでなくチョコレート系全般は寝る前に食べたり飲んだりするのは避けた方が良いでしょう。
「ココア=眠気覚まし」←なんでもいいわけではない!

それはよろしいのですが、一つ注意点があります。
注意点というほどでもないのですが、市販で売られているココアパウダーには「調整ココア」と「純ココア」の2種類があります。
○純ココア:ココアパウダーのみ
調整ココア(パウダー)

成分表を見てわかる通り、ココアパウダーよりも砂糖のほうが多く含まれてます。
それ以外にも、脱脂粉乳や食塩、チョコレートなどの甘味料も。
別名「ミルクココア」と言われているものには大抵砂糖などのほうが多く入ってます。
適量をスプーンですくってお湯や牛乳を入れればすぐに美味しく飲めるのが調整ココアの最大の良さ。
オススメは断然、ココアといえば「森永ミルクココア」です。
ココアはやっぱり森永~♪
で有名なココア。深みとまろやかさが最大の特徴です。
イ□ンやセー□ーのPB商品なんかと比べ物にならないくらいまろやかで優しい、かつ濃厚な味わいです。
純ココア

「純ココア」は甘味料やその他はなにも入っていないココア100%のものです。
お菓子作りにはほぼ間違いなくコチラを使用します。
ココアパウダーそのものなので、調整ココアより値段は高く、そのままなめてみればわかりますが、かなり苦いです。
逆を言えば、甘さを自由に調整して自分好みの味に出来るというのが良さでもあります。
純正ココアパウダーといえばバンホーテンがあまりにも有名です。
世界初のココアパウダーとして誕生し、約200年の歴史を持つキングオブココアです。
パティシエの人や、お菓子作りに並々ならぬこだわりのある人は手放せないでしょう。
眠気覚ましにはどっち?
眠気覚ましの効果だけに目を向けるなら、
断然「純ココア」です。
あくまで「眠気を覚ましたい」という目的で飲むならという話です。
理由は?
というのも、一般的な調整ココアは甘味料が多くココアそのものの含有量は少ないため、眠気覚ましを目的とする場合はこれまた2~3杯飲まなくては効果は望めないからです。
これだけ飲んだらココアは摂取できますが、一緒に糖分も大量に摂取することとなり、血糖値が上昇し、逆に眠気を引き起こす可能性まであります。
その点、純ココアの場合は甘味料が入ってないため、お湯や牛乳で溶いても糖分を摂取することはありません。
そのまま飲むとかなり苦いのですが、眠気覚ましにはコーヒーやエナジードリンクよりも効果が期待されます。
ブラックで飲めるならそれが良いのですが、キツく感じたらはちみつやシロップ、砂糖を入れて飲みやすくしましょう。
毎日飲んだら効果がなくなる?
「昨日3時間しか寝てないから眠い」
「毎朝眠くてキツイ」
「仕事中、急に頭がぼーっとしたり眠気に襲われる」
疲れが溜まったり寝不足になると、睡魔に襲われるのも無理はありません。そんな時にはコーヒーやエナジードリンク、そして今回紹介したココアを摂取するなどして眠気を振り払うのが効果的です。
ですが、毎日飲んでる人ならわかると思いますが、徐々に効果が弱まります。体がカフェインなどの覚醒作用に慣れてしまうからです。私もコーヒーが大好きなので1日平均3杯は飲みますが、目をしばらく閉じればどこでも速攻で眠りにつけます。
眠気を覚ます究極な方法
コーヒーなどの覚醒作用が期待できる飲み物でも眠気が全然なくならない場合、どのような対処法があるのか。
それは
睡眠の質を上げる
これしかありません。
そもそもの話、日中に眠気がやってくる原因は前日の睡眠時間が少ない、もしくは眠りの質が悪いかどちらかです。

ただ闇雲に長時間寝るのではなく、睡眠は質がとにかく重要です。
- 質の良い睡眠を取る方法
■入浴はシャワーだけでなく湯船にしっかりと浸かる
■寝る1時間前にはスマホなどのブルーライトを見ないようにする
■夜遅くの飲酒や脂っこい食べ物を控える
■睡眠の質を上げる漢方やサプリメントを摂取する
寝起後や日中に睡魔に襲われなければ、コーヒーやココアを飲んで誤魔化す必要なんかありません。
私はコーヒー好きなので眠くなくても飲みますが…。
休息の質をサポート「グッドナイト27000プラス」
まとめ
■ココアはカフェインこそ少ないがテオブロミンが含まれてる
■テオブロミンは「覚醒作用」と「利尿作用」が働く
■寝る前の摂取はなるべく控えたほうが良い(特に小さい子)
■市販のココアは「調整ココア」と「純ココア」がある
■「調整ココア」は甘味料が多いので、眠気覚まし効果はあまり期待出来ない
■「純ココア」を飲めば眠気覚まし効果バツグン
■どうしても眠気が強い場合は睡眠習慣を見直そう
何度も繰り返しで申し訳ないのですが、眠気を覚ます目的で飲む場合は、調整ココアだと糖分含有量がやたら多く、効果はあまり望めません。
飲まないよりはマシですが、効果をより求めるなら純ココア一択です。
純ココアは砂糖や甘味料を入れずに飲む場合はかなり苦いです。ですが、調整ココアを買って飲むよりは甘味料を調整できる点では眠気覚ましに向いています。
砂糖とかを入れずにまぜたらそのまま飲めるという手軽さで言えば調整ココアのほうが便利です。
それと、日常生活に支障が出るほど毎日眠気やダルさに悩んでいる人は、なるべく早く寝るように努力してみたり、睡眠の「質」を高めるために夜の行動を見直してみませんか?
カフェインやココアはハッキリ言ってその場しのぎです。睡眠さえしっかりすれば、眠気覚ましのためにわざわざ食べたり飲んだりする必要はありません。
といことで、今回はココアの眠気覚まし効果についてでした。
