手荒れが治らない原因はハンドクリームでした←水仕事のわたしが確信

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クマログ
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飲食店・ホテルで料理人として15年ほど勤務した後、IT企業のマーケティング職へ転職。仕事の大半をブラック企業で過ごしたため、内部事情にはめっぽう詳しい。【飲食店の裏事情】【仕事・転職】【ブラック企業体験談】 が主なテーマのブログを執筆。都内在住アラサー男子。

私はかなりの長い期間手荒れに悩まされました。

もともと敏感肌のくせに料理人というモロ水仕事を10年以上続けているので、手荒れはもう日常・・・というか正常なのか・・・。


手荒れ対策のために何件も病院にいったり、評判の良いハンドクリームや薬を購入したり日々奮闘し、いまではほぼほぼ完治しました。

・・・


すいません、嘘つきました。


正確には症状をコントロールすることができるようになりました、これは本当です。

これまでお医者さんに聞いた話や、手荒れのために自分で試してきてわかったことは、

「ハンドクリームで手荒れ治療はできない」



ということです。

じゃあ、どうやって治すの???

ハンドクリームでは手荒れは治らない!

【補足】
ここで私がいう「手荒れ」は、 「乾燥を通り越して傷・ひび割れが発生している状態」 を前提とします。



あかぎれやひび割れしている部分にハンドクリームは絶対に塗らないでください。治るどころか余計に悪化します。


市販のハンドクリームは保湿油や尿素などを主な原料としているので乾燥対策にはもってこいのアイテムですが、香料や防腐剤などの添加物を多く含まれているので、すでに傷になっている部分に塗布すると、さらに炎症がひどくなり、かゆみまで出てきます。


ハンドクリームは、あくまでも、

手荒れを予防するものであって、治すものではないからです。



手荒れの原因をサクッと解説

手荒れってそもそもなぜ起こるか考えたことはありますか?

答えはずばり、

手の防御膜(脂)が剥がれ落ち、乾燥することによって起こる。



こんな感じです。


水や洗剤によって、手のひら、手の甲の必要な脂を落としてしまし、乾燥し、そこから傷になったりひび割れを起こしたりするのです。


乾燥し荒れた状態になったら、洗剤や保湿クリームに含まれる化学物質や、ハウスダストや花粉、食品などのアレルギー物質が触れるだけで症状が悪化します。


嬉しくもあり、悲しくもありますが、私は手荒れそのものと、手荒れに苦しむ人に詳しいです。


冒頭でも言いましたが、めちゃくちゃ肌が弱いにも関わらず、料理人という水仕事を続けているからです。


仕事中一日に数十回手洗い、魚や肉、果実など食品を触る、業務用の強力中性洗剤で食器や調理器具を洗うなど毎日すれば、手は勝手に荒れます(泣)。


飲食店特有の長時間労働より、手荒れのしんどさのほうが断然辛いと思ってた時期がありました。


このまま手荒れが治らなかった仕事すらできなくなると危機感を抱き、本気で手荒れ対策の方法を考えました。


本を読んだり、評判の良い治療法を試したり、何件もの皮膚科を訪れ、お医者さんに聞いたり、とにかく調べまくりました。


【重要】治すための考え方

なかなか手荒れが治らないと困ってる方。

手荒れ=傷・ケガ



という認識を持ちましょう。




傷やケガはハンドクリームでは治りません。ハンドクリームは乾燥予防のためのものです。


手荒れしてから予防のクリームを塗ったところで治ることはありません


「じゃあどうすればええねん!」、「さっさと教えろや」、


などとそろそろ言われそうなのでお答えしますが、


ずばり、


鎮痒消炎薬 やステロイド軟膏等の傷に特化した薬を塗ること

です。


なんともありきたりで普通な回答かもしれませんが、意外にも、「手荒れ=良いハンドクリームで治療」という考えの人が多いのです。


断言しますが、手荒れは市販のハンドクリームでは治りませんし、むしろ悪化、長期化するおそれさえあります。


傷には傷に特化した薬を使用し、治療するのが最善です。

【注意】
鎮痒消炎薬やステロイド軟膏はあくまで炎症を抑える薬です。症状の根本を取り除くわけではない。

10年間水仕事してきた私がたどり着いた手荒れの治し方

おすすめ、というか私が10年間悩んだ手荒れを救った方法は簡単、


フルコートfと白色ワセリンの2つを購入し、こまめに塗っただけです。



「目には目を、傷には傷薬を」という考えに変わった私は、今まで買ったハンドクリームをすべて捨てました。

私の場合、手荒れしている部分は痒みも伴ってたので、傷にもかゆみにも効く炎症剤を探し、購入したのがフルコートfというステロイド剤を含む軟膏です。


かゆみがある場合、寝ている間や無意識にかきむしってしまい、余計に手荒れが悪化することがしばしばありました。


そこで、まず痒みと傷を修復しつつ、無添加の保湿剤(白色ワセリン)で手の油分を補い、治療と予防を同時進行させました。


荒れやひび割れが特にひどい部分にはフルコートを直接塗布し、2~3分経ったら手全体にワセリンを塗ります。


仕事中はさすがに炎症剤は塗れないので、休憩中にワセリンを塗ったり、帰宅後は夕飯前、風呂上がり、寝る前と、とにかくこまめにフルコートとワセリンを塗り続けました。


割と真剣に手荒れ治療した甲斐あって、2週間もすればかなり手も綺麗になり、痒みやヒビなど改善されました。

唐突に私の手、失礼致しました。

治ってはい終わり!ではなく治したあとが大切!

突然ですが一つ悲しいお知らせをします。

→手荒れは完治しません!



冒頭で手荒れを「完治」させたとは言わなかったのには理由があります。


今後一切石鹸で手を洗わない、食べ物や化学物質が含むものを触らない限り手荒れは何度も何度も繰り返します

では飲食業で働く人や、美容師など、水に触れる仕事を続ける人、毎日家事を行う奥様方はどうすれば良いのでしょうか?

それは症状をコントロールしていくことです。


私自身も、先程(フルコートとワセリンのダブル使い)の治療法もあって、現在では酷い手荒れで苦しむことはなくなりましたが、かといって、油断して日々のケアや保湿をサボると、すぐに傷やひび割れができます。


水仕事を続けていくには手荒れは避けて通れません。


ダイエットと同じだと思って下さい。


減量前、現体重より□キロ落とす!という目標を掲げ、食生活や運動で必死の努力をして、目標体重にすることが出来ました。


ではダメですよ!

その目標体重にしてから、それを維持しなければ、意味ないです。むしろそこからがスタートだし、そこからの努力が超大切。




手荒れも一緒です、市販の薬でも調剤薬局で処方してもらう薬でもなんでも、それをこまめに塗って、保湿すれば治ります。


しかし、治ってからが、スタート。そのキレイな手を維持するために、刺激の少ないもの、自分の肌に合うハンドクリームや保湿剤で手荒れを予防することのほうがとても大切!

コントロールって具体的にどうすればいいの?

Q.「お前の言うコントロールって具体的にどんなことやねん?」

→自分に合ったケアをサボらず毎日行いましょう。


炎症剤で傷を治したあとは、ハンドクリームや保湿剤で手の油分を補い、今度は手荒れ予防に専念しましょう。


保湿クリームだけでケアしてても、いずれ必ず傷やヒビが発生することがあります、その時は傷薬で集中的にケアしていきます。


Q.「あれ?ハンドクリームは使っちゃダメって何度も言ってなかった?」

→添加物が少なく、かつ自分に合ったハンドクリームは予防には最適です。

そもそもなんですが、今回の記事内容と矛盾するかもしれませんが、ハンドクリームを完全否定するつもりはありませんし、予防のための使用なら良いと思います。


今回は傷やあかぎれとなってしまっている手荒れにフォーカスしたので、治療にはハンドクリームはおすすめ出来ないということです。

Q.「クマログはどうコントロールしてる?」

→傷やヒビなどが発生した場合は、フルコートと白色ワセリンを混ぜ合わせたものを使用し、普段は白色ワセリンのみです。

100円ショップなどで売ってるクリームケースに、ステロイド剤と白色ワセリンを、

1:10

くらいの割合で調合したのを寝る前必ず塗ってます。


まとめ

長くなりましたが、今回のまとめです。

  • 傷やヒビなどの手荒れはハンドクリームでは治らない

  • ハンドクリームはあくまで手荒れを予防するもの

  • 「手荒れ=乾燥」ではなく、「手荒れ=傷・ケガ」という認識に変える

  • それを踏まえて、鎮痒消炎薬 やステロイド軟膏で治療する

  • 市販で買えるものではフルコートfと白色ワセリンが断然おすすめ

  • 症状を抑えて終了ではダメ、そこからが勝負!

  • 手荒れは完治しないので、うまくコントロールしていく

  • ハンドクリームを全否定するつもりは全く無い、予防には最適、予防にはね

私は以上のことを意識することで、手荒れで苦しむことはなくなりましたし、冬場などの乾燥する季節や、水仕事が怖くなくなりました。


手荒れで長期間苦しむ方は、まず考え方を変えるところからスタートしていきましょう。


以上です!

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