失敗しない!飲食店を辞めて他業種に転職する方法【新卒・第二新卒・20代向け】

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クマログ
飲食店・ホテルで料理人として15年ほど勤務した後、IT企業のマーケティング職へ転職。仕事の大半をブラック企業で過ごしたため、内部事情にはめっぽう詳しい。【飲食店の裏事情】【仕事・転職】【ブラック企業体験談】 が主なテーマのブログを執筆。都内在住アラサー男子。

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飲食店新卒社員
新卒で飲食業界へ就職したけどキツすぎ
まだ2年も働いてないけどもう辞めたい


飲食業界に就職したはいいが、休日の少なさや毎日の激務に嫌気が差し、他業界に転職を考える人も多いのでは?また、新卒カードを使用してまで飲食店に就職し、とても後悔している人もいることでしょう。


例えばこんな感じで…

■1日の労働時間が長すぎる
■休みが少ない(もはや休みがない)
■店長をはじめとする先輩社員が厳しすぎる
■激務の割には給料が少ない
■無駄な会議やしょうもない研修ばかりでうんざり
■毎日ヘトヘトでつらい
■将来が不安で仕方がない

飲食店で正社員として働くと上記のことを誰もが一度は思うはず。他業種に比べて過酷な労働環境ばかりですから。

この記事では新卒で飲食店に就職したけど辞めたいと考えている人や、20代後半で飲食業界に嫌気がさし、転職を考えている人に向けに、飲食業界歴15年以上の著者が全力でアドバイスをお送りします。

おそらく、初めての転職になる人がほとんどだと思うので、オススメの転職サイト・転職エージェントの選び方なども合わせて解説します。

新卒で入った飲食店・辞めるべき人と考え直すべき人

まず最初に、新卒で飲食店に就職した人でなおかつ「辞めたい」と思っている人に質問があります。

Q.あなたが飲食業界へ就職した理由は次の2つのうちどれですか?

A 飲食業界の仕事が好きで志望した

B 特に理由はなかったり、志望する業界に就職出来なかったから

A.飲食業界の仕事が好きで志望した

自分が「A」に当てはまる場合は少しだけ考え直すべきです。専門学校にしろ大学にしろ、就職する前の学生時代から「飲食店の仕事は厳しい」という情報は絶対にあったはずです。


それを承知で自分で選んだ道なのに「思ってたよりもずっとキツい」という理由だけで簡単に投げ出すのですか?もし他業種へ転職しても、どうせまたすぐに同じ理由で辞めたりしませんか?

すいません、言い過ぎました。


かなり厳しいことを言ってしまったのには理由があります。


料理や接客が好きで飲食業界に就職したにも関わらず、想像していたものと違ったというだけで、辞めてしまうのは非常に勿体ないと思うからです。同じ飲食業界でも会社やお店によって労働関係や従業員の質が大きく異なるのも事実です。


もしかしたら、あなたが今働いている飲食店が異常すぎる場合もあるので無責任に「我慢して続けろ!」とか「辞めずに頑張れ!」とも言えません。その場合、今の職場を辞めて同じ飲食業界の別の会社へ転職するのもありです。


仕事をする上で、「好き」という感情は大きな武器となります。その想いを早々に諦めるのではなく、自分を活かせるお店を探してみてはいかがでしょうか?



しかし、とは言っても、好きで飲食の仕事を始めたが、すでにこのように感じている人も多いはず…

新卒飲食店社員
飲食の仕事が好きで新卒で就職したけど、想像以上のキツさでもう心が折れた…

このような場合の人は、是非ともこの先を読み進めて下さい。

B.特に理由はなかったり、志望する業界に就職出来なかったから

「B」と解答した人は今すぐにでも転職活動を行い、早々に飲食業界から抜け出すことを強くおすすめします。

飲食店の仕事や料理が大好きで15年以上外食産業で働いている私が断言しますが、「接客が大好き!」「料理だけをやって生きたい!」という人以外が飲食業界で働くことを絶対にオススメしません。

迷うことなく他業種・他職種へ転職しましょう。

「とりあえず3年!」←時代遅れの考え

今すぐにでも辞めたいけど、新卒で入った会社を3年経たずにやめることが、悪い事のように感じて決断できない…

「石の上にも三年」


「とりあえず3年間は働け」



新社会人を始めとする若者にこのような格言が浸透し、かつ、一般的な会社も3年という謎の日数を採用の判断基準にしていた時もありましたが、そんな時代はもう終わりました。

一昔前は…

■3年も働かずに会社を辞める
→根性なし

■20代なのに転職回数が多い
→何事も継続できないダメ人間

■仕事つらい、キツイ…
若い時の苦労は買ってでもしろ




繰り返しますが、上記のような常識は完全に崩れているといって良いほど、時代は変化しました。


というのも生涯安泰とまで言われた大企業でも大規模なリストラを行ったり、劣悪な労働環境での勤務を無理して続けて、うつ病などの精神疾患、くも膜下出血等で体を壊し、人生を台無しにしてしまう人が続出しているのが現状です。


とくに鬱など心の病になってしまうと、完治までにものすごく時間がかかります。人生の楽しみ・喜びを根こそぎ奪ってしまうほど恐ろしいものです。


話を戻します。

つまり言いたいことは、せっかく新卒で入った会社をすぐに辞めることをネガティブに思う必要はないのです。むしろ、20代の若くて貴重な時期をイヤな仕事に打ち込むのは本当に時間の無駄です。


上述しましたが、無理をしすぎて体を壊せば将来的に大きな損失にしかなりません。

無理して体を壊すのはやめませんか?

すいません、もう一度だけ体調面の話をさせて下さい。


苦痛に思う仕事を我慢して続けると、鬱や自律神経失調症を引き起こし、仕事どころか日常生活に支障をきたすおそれもあります。


飲食店の仕事は誰がどう見ても激務そのもの。「将来自分でお店を経営するんだ!」という人や、「飲食の仕事が好きでたまらない」という人以外が無理して続けたら確実に体を壊します。


【なぜここまであなたの体調面を心配するのか?】
私自身も月間400時間労働、休み月に2回といった極端な働き方をしてました。
体を壊し、中途半端な形で退職。
回復したと信じ、次の職場で頑張るも後遺症により自律神経失調症を発症。
思うように体が動かせなくなる苦しみ、悔しさを他の人には味わってほしくないのです。

「好きでもないけど何となく就職した」


「想像以上に仕事が辛くて毎日がしんどい…」



そう思っており、飲食業界を抜け出したいと思うのであれば、迷う必要はありません。心と体を悪くする前に退職し、他業種・他業界へ転職しましょう。

少し乱暴な言い方ですが、目標を持たなかったり、ロクに調べずに働いてしまった飲食業界を反面教師に次のところで頑張ればいいのです。

辞める前にするべきこと

社内での引き継ぎのことや、退職の申し出の話ではありません。新卒に限らず、社会人が今の職場を辞める前に注意すべき点があります。


それは、

次の職場の内定を貰ってから今の飲食店を退職すること。

転職活動は普段の飲食店の仕事並みにキツイかも

「今すぐ辞めるべき」


「次の就職先を決めろ」

とは言ったものの、実際に転職活動をして内定をゲットするのは簡単な話ではありません。下手すればいつもの飲食店での業務より転職活動の方が辛く感じるかもしれません。

というのも、

■職務経歴書などの書類作成
■証明写真の準備
■面接の申し込みや会場の下調べ
■「不採用」など、思うように結果がでない現実

一つ一つを見れば大したことないかもしれませんが、飲食店のような激務をこなしながら上記のことをするのはかなり疲れます。かといって、次の職場が決まる前に退職して無収入になるのもリスクは大きい。


私も何回も経験しましたが、転職活動は体力的にも精神的にもかなりキツイです。ですが、この苦しい転職活動をしないことには、このまま異常な労働環境ばかりの飲食業界で働き続ける未来から逃げることは出来ません。

解決策と転職の手順は?

激務な飲食店の仕事をしながら転職を成功させるためには、どうすれば良いと思いますか?答えを言ってしまえば、必ず転職サイトへ登録することです。通勤・退勤時のスキマ時間に興味のある業界のリサーチを行うのです。


必要に応じて転職エージェントに面談を申し込むのもおすすめです。というか今の時代転職サイトや転職エージェントなしに、転職の成功はありえません。知り合いに別業種の社長がいたり、人脈がなければ転職エージェントは必須です。

いまさら聞けない「転職エージェントって?」

転職エージェントって???
サイバーエージェントみたいな会社のこと???

転職した経験のない新卒の人なら知らなくても当然です。

「転職エージェントってなんぞや?」

という人に超簡単に説明すると…

あなたの転職活動を後押ししてくれるサポーター

です。


転職エージェントに面談を申し込めばわからない他業界のことを教えてくれたり、求人を紹介してくれるサービス。

  • 転職エージェントにやってもらえること

■「成功する」履歴書や職務経歴書の作成方法をアドバイスしてくれる

■面接対策

■給与交渉

■内定後のアフターフォロー

その他にも、非公開求人の情報を教えてくれたり、忙しい人の代わりに面接の日程調整なども行ってくれます。飲食店のような激務な環境で働きながら転職活動をスムーズに行うためには必要不可欠な存在です。

相談する費用はタダですし転職エージェントに申し込みをして、そこから求人を紹介されたからといって、その中から必ず就職先を決めなければダメなわけではありません。あくまでも、条件とマッチングするかの判断も自分で出来ます。

飲食から他業種へのおすすめ転職エージェント3選

リクルートエージェント

転職と言えば「リクルートエージェント」とまで言われるほどの大手転職エージェント。


私も転職する際は必ず利用しましたし、実際に何社も内定に繋げてくれたことがあります。


担当者が2人以上就くので、相談や連絡事項がスムーズで転職活動が円滑に進みました。

オススメ度:★★★★★

無料で転職相談!

マイナビジョブ20’s

テレビCMなどで誰もが一度は聞いたことのある「マイナビ」が運営している転職エージェント。第二新卒や20代の若者に特化しているのが特徴です。求職者に対して、若年層の転職を熟知したキャリアアドバイザーが個別に担当がつきます。

希望職種やその人の適性を理解した上で、最適な求人を多数紹介してくれるのも魅力。また、書類添削や面接対策など、サポート面もかなり充実しています。

ただし、マイナビに限らず大手でかなり有名な転職支援サービスは知名度がある分、利用者も多いのです。何が問題かと言うと、面談の応募が殺到する場合は、自分が転職エージェントに相談したくても予約が取れない、もしくはかなり先になってしまう可能性も高いということです。(※この件に関しては次の項でも解説します)

知名度や実績は申し分ないし、サービス内容も充実してますが、

「今すぐにでも辞めて早く転職したい!」

という人にとっては次に紹介する別の転職エージェントを利用したほうが良いでしょう。逆に、

「あせらず、じっくり転職活動をしたい!」

という人はマイナビジョブ20’sに登録して損はありません。

第二新卒エージェントneo

10代・20代が選ぶ就職転職満足度No.1、面接対策満足度No.1、就職転職相談しやすさNo.1の3冠達成の「第二新卒エージェントneo」。

転職希望者一人あたり平均8時間の厚いサポートと内定後・入社後のサポートにも定評があります。

私も転職活動を何回も経験しましたが、スムーズに決まることがほとんどありませんでした。転職エージェントも利用しましたが、面談した後日にまた面談をし、そこから求人を手配する…というスピード感がまるでないエージェントに当たってしまったからです。

しかし、「第二新卒エージェントneo」の最大のメリットは、初回2時間の面談でヒアリングから求人紹介までを完了させるスピード感です。早ければ3日で内定獲得をする利用者も。

■すぐにでも今の職場を辞めたい
■でも、次の就職先を決めてから辞めたい

という人にオススメの転職エージェントです。

どの転職エージェントを選べば良いのか?

以上3つ、飲食から他業種・他職種へ転職するのにオススメの転職エージェントです。長々と紹介しておきながらこんなこと言うのも変ですが、この中であればどれも大きな差はありません


極端な話、より多くの選択肢がほしければ全部登録するのもありです。最低でも2つ以上(自分がスケジュール管理できる範囲内で)は登録し、同時並行で利用するのがオススメです。

複数の転職エージェントを登録するメリット

予約待ち状態を回避しやすくなる=スムーズに転職活動を行える

複数の転職エージェントに登録するメリット…というより、一つのエージェントに頼りっきりで利用するデメリットは、

「転職エージェントが予約で一杯で面談できない!」


「キャリアカウンセラーが空いてない」


という面談予約待ち状態。


誰もが聞いたことのある「リクナビ」や「doda」など大手すぎる転職エージェントは多くの人が申し込みをするので、せっかく転職の相談をプランナーにしたくても、面談が1ヶ月先になってしまうこともあります。


人によって置かれた状況は様々かと思いますが、

「今すぐにでも飲食店を辞めたい」

「今、この瞬間にでも飲食を抜け出したい」

「明日以降、お店に行きたくない」

という人にとっては致命的です。


しかし、複数の転職サイトへ登録しておけば、その分カウンセラーとの面談を早く行うことができ、結果的に転職活動を早く終了できる可能性が高まります

自分と相性の良い担当者(転職エージェント)と巡り会える確率が上がる

言うまでもなく、わかりきったことですが、転職エージェントは人間で、一つの媒体に複数人のカウンセラーを所属させてます。機械やAIではありません。


何が言いたいか?


同じ会社の転職エージェントでも担当者によって個人差があるのです。


【R社 転職エージェント利用者の声】

Aさん
担当してくれたカウンセラーさんがものすごく丁寧な人で相談もしやすく、希望通りの求人をたくさん紹介してもらえた。
ものすごく満足。
Bさん
担当者のレスポンスが遅かった。私が希望するのとは違う求人ばかりを紹介されて、正直利用しにくかった。

【D社 転職エージェント利用者の声(上記二人と同一人物)】

Aさん
こちらの要望より自分の意見ばかりを語る担当者な印象。紹介してくれた求人の数こそ多かったが、どれも魅力的に感じなかった。
Bさん
担当者が私と同じくらいの年齢でしかも女性で、とても相談しやすかった。求人を紹介してもらう以外にも自分はどんなことに向いてるとか、書類の書き方のアドバイスまで丁寧だった。

不動産屋さんや携帯ショップ・学習塾をイメージするとわかりますが、担当者(先生)によってかなりの差があります。転職エージェントにも同じことが言えます。


人間がやってることなので個人差があって当たり前っちゃ当たり前なのですが、できることなら自分と相性の良い担当者に巡り会いたいものですよね。良いカウンセラーに担当してもらえるか、こればかりは運の要素が大きく左右します。


なので、複数のエージェントに登録して、実際に面談を行い、対応が良さそうなエージェントに絞るという手もあります。

クマログ
私が実際にやったことですが、転職活動を開始する際に、まず複数のエージェントと面談。

その中で自分と相性が良さそう、話しやすそうな人を見極めるやり方がオススメです。

【担当者を変えることはできる?】
私自身数回転職エージェントを利用しましたが、担当者のチェンジを依頼したことがないのでわかりません…。
※気がついたら担当者が変わってたということなら数回あります

自分と相性が悪そうであれば、素直に別の会社のエージェントに切り替えたほうが良さげです。

元飲食店勤務の私が転職を勧める理由

冒頭でも言いましたが、私クマログはアルバイト時代を含めて飲食業界で15年以上働いてます。ちょうど私が社員になる時期に、某居酒屋チェーン店の労働環境の悪さが明るみに出て、そこから

「飲食=ブラック」

という認識が若者を中心に多く広まりました。

しかし、当時私は自分が働く業界が悪者扱いされることに対して、マイナスに思うどころかプラスに捉えてました。なぜなら、飲食業界全体の働き方そのものが見直されるきっかけになると思ったからです。過労により亡くなられた方を無念に思うと同時に、異常な労働を課す飲食店が減り、従業員を取り巻く環境が改善されるだろう…。

しかし、15年経った今現在、当時の私の願いとは裏腹に、劣悪な労働環境はほとんど変わらぬまま
それどころか、人手不足の問題がさらに加速し、以前より激務を強いられる会社が増えているようにも感じます。こんな状況下にある飲食業界。実際に長期間働き続けた私だからこそ、「辞めたい」と考えている人を止める理由がないのです。


長年勤め続けてきた結果、はっきりと言えることは、

飲食業界は本当に好きな人でなければオススメ出来ません!

その一言です。

あなたの転職活動の成功を心から願っています。


心から楽しめて、やりがいを感じる。なおかつ労働環境も整備された職場を見つけられると良いですね。


リクルートエージェント

オススメ度:★★★★★
特徴:業界大手の転職エージェント
<著者が実際に使用した感想>
とにかく案件が多い。エージェントが2人専属で担当。相談に対しての反応が早く、スムーズに転職活動を行える。

第二新卒エージェントneo

オススメ度:★★★★★
特徴:10代・20代が選ぶ就職転職満足度No.1
<著者が実際に使用した感想>
とにかくサイトが見やすく使いやすい。サポートも充実しており、とても頼もしいエージェントでした。案件は大手転職サイトに比べてしまうと少なく感じましたが、何社か未経験企業に内定をもらえたので登録しておいて本当に良かったと感じてます。

マイナビ転職

オススメ度:★★★★☆
特徴:大手であり20代など若者向け
<著者が実際に使用した感想>
取扱案件こそリクルート・dodaほど多くはないが、他では扱ってない求人案件を紹介してくれる。20代向けなので第二新卒の人にもおすすめ。


ABOUTこの記事をかいた人

飲食店・ホテルで料理人として15年ほど勤務した後、IT企業のマーケティング職へ転職。仕事の大半をブラック企業で過ごしたため、内部事情にはめっぽう詳しい。【飲食店の裏事情】【仕事・転職】【ブラック企業体験談】 が主なテーマのブログを執筆。都内在住アラサー男子。