今すぐ辞めるべき飲食店の特徴3選【社員向け】

長く働くべき飲食店と、今すぐにでも辞めたほうがいいお店の違いを知りたくないですか?

私はこれまで飲食業界で15年以上働き、レストラン・居酒屋・ホテル・カフェなど様々な現場を見てきました。新人にも積極的に仕事を教えたり、研修も充実しているような環境の整った飲食店もあれば、休みもなくシェフや店長をはじめとする社員が超パワハラ体質な劣悪なお店もありました。

飲食店社員
接客や料理が好き!
ずっとこの業界で働きたいし、将来的には独立するか、飲食チェーンの会社の良いポジションで働きたい!

このように意欲のある若い世代で飲食店で働いている人は、働き始めたお店の影響を濃く受け継ぎます。環境の良いとこで育つのと、劣悪な飲食店で長いこと働き続けるのではミュウツーとコラッタくらいの差が開きます。

今回は後者の劣悪な飲食店、

「今すぐに辞めるべき飲食店の特徴3選」

をお伝えします。

経験するのも大事、でも長く働くのは危険

飲食店と飲食業界全体の特徴のことではっきり言えることがあります。

劣悪な環境のお店が多すぎ!

■休みが少なすぎる
■1日の拘束時間が14時間以上
■営業時間外に会議や研修などがある
■激務の割に給料が少ない
■昔ながらの古い考えの上司がパワハラをしてくる

飲食店がブラック企業と言われてしまう部分です。外食産業のビジネスモデル上従業員がキツイ思いをすることが避けられないので、仕方のない部分もありますが、これを解消しなければ人手不足や「飲食=ブラック」というイメージは払拭されません。

一般的に考えて「働く環境が整ってる」とお世辞にも言えないお店でも、成長意欲のある人であれば、ある意味「修行」や「経験」として働いてみるのもありかもしれません。ですが、

長期間働くのは絶対に辞めておきましょう。

環境の悪い飲食店で働くデメリット

■苦しい思いをしている割には自己成長出来ない
■精神的・体力的に疲労がたまり、日常生活に支障をきたすほど思考や判断力が低下する
■いつの間にかそこで働く社長や上司が「人生の目標」に切り替わる
■つまり、環境の悪い仕組みを作った張本人の価値観が植え付けられる

飲食店で働き始めると「あれ、働く場所間違えたかな…?」と思う人がほとんどです。なぜなら環境の悪い職場の方が圧倒的に多いからです。その場合、早めに辞めるに越したことはありませんが、すぐに辞めれる人のほうが少ないと思います。一つの人生経験として、体を壊さない程度に頑張ってみるのもありですが、くれぐれも長期間働き続けるのだけは避けたい。

今すぐ辞めるべき飲食店の特徴

前置きが長くなりましたがここから本題スタート。

どれか一つでも当てはまればあなたの職場は長く腰を据えて働くべき環境ではないと言い切れます。今後の自分のキャリア選択の判断材料にして下さい。

キッチンの汚さが異常かつ清潔にする習慣がないお店

忙しいお店やスペース的に狭い飲食店だとキッチンはどうしても汚くなりがちです。落ち着いた時間帯にスタッフたちできれいに掃除する習慣のあるお店であれば問題ありません。

一番ヤバいのは清潔にする習慣すらない飲食店です。飲食店の心臓部分であるキッチンが汚いと下記のような問題が発生します。

■虫やネズミがわくので働いてて不快になる
■提供する料理や皿、シルバーやコップに虫や汚れが付着しやすく、客の満足度が低くなる
■食中毒などの衛生事故を起こしやすい
■保健所の抜き打ち検査などで最悪の場合営業停止処分をくらうことも

食材を扱う飲食店なので、汚くしてるとゴキブリやコバエなどが大量に発生します。そこで働く従業員だけでなく、食べに来るお客さんも不快で仕方ありません。「虫やネズミがうろうろしてるお店が好き」なんて人見たことないですよね?


キッチンが汚いと必然的にお皿やナイフなどの備品も汚れます。虫の死骸やベトベトの油がついたものを客に触らせることになりかねません。


そして、一番やってはいけないのが

衛生事故

■腐ったものを提供する
■菌が付着した料理を提供する

ものすごくシンプルなことが原因で起こるのが食中毒などの衛生事故。断言しますがキッチンが汚い店だと食中毒を起こす可能性が非常に高いです。というか、厨房が毎日清潔なお店だと衛生事故はほぼおこりません。

  • 汚いキッチンで衛生事故を起こす理由

■店のスタッフの意識が低い
■汚い環境だと皿の汚れや腐敗した食材に気が付きにくい
■食材そのものはもちろん、冷蔵庫などの機器のチェックも怠ってる

野球選手が守備でエラーする。塾の講師が生徒を希望の大学合格へ導けなかった。タクシー運転手が道を間違える…。

どんな仕事であれミスをすればちょっと叩かれるだけで終わりますし、「まぁ仕方ないよ…」など、そこまで深刻にならないでしょう(場面にもよりますが)。ですが、飲食店の店員が、お客さんに食中毒を起こすようなミスは絶対にやってはいけないミスです。最悪の場合、人が死にます。

もし仮にそんな危険性のあるお店で働いていた場合、自分の大切な家族や恋人などを呼びたいと思いますか?自分の商品(料理)を提供したいと思いますか?

食中毒を起こせば営業停止は避けられません。被害に合った人への賠償などで資金が回らなくなり閉店することもありえます。そうなれば働いている従業員も職を失うことになります(当然の報いですけど)。さらに、今後また飲食店で働こうと考えている場合は

「食中毒を起こした店で働いてた人間」

というこの業界で最も不名誉なレッテルを貼られてしまいます。

一時的に厨房内が汚い状態になるのは仕方がありませんが、清潔にする習慣のないお店は非常に危険です。仕組みを作る側になってキッチンの清潔さを保つ習慣と意識付けをスタッフに行うことができれば良いのですが、人手不足で営業だけで精一杯だったり、頑固なシェフがいるなど問題を抱えてるお店では実現できない可能性もあります。

クマログ
キッチンがものすごく汚くて掃除する習慣のない飲食店だと、まかないを食べて腹を壊す従業員が出ます。私も何度か経験しました。
従業員の安全あってのお店なのに…

社訓・社歌を毎朝暗唱させる飲食店

営業前に朝礼を行う飲食店がほとんどだと思います。前日の売上報告だったり反省点などを従業員にシェアするためには欠かせません。さらに、

「いらっしゃいませ!」

「ありがとうございました!」

オープン前に従業員揃って、声を出すためのウォーミングアップとしても必要なものでしょう。しかし、朝礼で挨拶や簡単なミーティングと同時に社歌や社訓の唱和を同時に取り入れてる飲食店およびその会社は危険です。「お客様を第一に!」「仲間と一緒に!」「夢や希望に向かって!」など会社によって内容は異なりますがどこも似たようなフレーズです。

社訓や社歌そのものに対しては、経営者の想いや会社の価値観など方向性を決める指針としてあるべきものですが、これを従業員に毎朝声を出して言うことを強制している会社の経営者は自分の思想を従業員に植え付けることを目的としてます。つまり

洗脳です。

ブラック企業の社長にインタビューしてみた結果!【閲覧注意】

2020.04.23

経営者が戦略的に従業員を自分の意のままに操り、駒として使うためのツールの一つが社歌・社訓の暗唱です。

最初は誰でも「くだらなっ」と思いながら暗唱出来るまで覚える作業をすると思います。会社の決まりだからやらないと怒られるから仕方なく唱和しますが、これを毎朝行うと確実に自分の思考が破壊されます。馬鹿げた話ですが、いつの間にか社訓に含まれてる言葉の一つひとつが素晴らしく思えてくるものです。この価値観の変化こそが社訓の危険性であり、経営者の最大の狙いでもあります。

似たような例えですが、YouTubeなどの動画でよくあるのが漫画仕立てのダイエットサプリ広告。食事制限や運動などせずに飲むだけで痩せるという魔法のような商品の広告を見たことありませんか?あからさまに「そんなわけあるかい!」と疑うような宣伝文句をストーリー形式に紹介されており、ついつい見入ってしまう内容。はじめの2~3回見ただけでは興味をそそられるものではありませんが、これを定期的に何十回、何百回も見せられた場合はどうでしょうか?

「いや、実は案外効果あるんじゃね?」


サブリミナル効果とも言える一種の洗脳が働き、最初に思ってたこととは真逆の考えにいつの間にか切り替わってしまう怖すぎる現象が起こります。その後さらに日常的にその広告を見続けた場合、多くの人が購入を決意していると思います。

「ありえないでしょ?」と思うような言葉や宣伝でも、定期的に触れ続けると潜在意識に影響を及ぼします。

結局何が言いたいか、

ブラック企業のような環境の悪い職場でも知らぬ間に意識がすり替わり、あたかも最高の場所に思えてしまうという危険性が、社歌・社訓の暗唱には潜んでいるのです。

研修期間の終了時に、社訓の習得テストのために一度だけ暗唱させる会社であれば問題はないでしょう。どの会社やお店にも経営者の信念や行動指針があるのは当然だから。しかし、

毎日・毎朝

社訓・社歌の唱和を強制する組織は長く働くことは辞めておくべきです。

暴力や暴言などパワハラが日常

パワハラが日常的に行われており、なおかつ経営陣も、

「パワハラ=教育」


「愛情があるからこその厳しい指導!」


など、暴力や暴言の入り混じった度が過ぎた指導を悪いと思ってない体質の会社は今すぐにでも辞めるべきです。

なんでパワハラばかりの会社を辞めるべきかはもはや説明する必要はないかと思いますが…

■「殴る」・「蹴る」などされて嬉しい気持ちになる人はいない
■数年後、自分が受けた仕打ちを今度は部下や後輩にするようになる
■人格否定するような言葉の暴力も立派なパワハラ
■うつ病など心の病気を発症する確率が非常に高い

「ブラック企業=悪」などのイメージが若者を中心に急速に広まってから、パワハラの防止策考えることが企業の義務化となったり、パワハラそのものが「ダメなこと」として普及しつつあります。

ですが、完全になくなったわけではなく、未だに飲食業界では当たり前のようにパワハラが蔓延してる現場が多数あります。これにはいくつかの背景があります。

■飲食業界はブラック企業が多い
■業界全体の特徴として、古いダメな文化を大切にする
■若手が不足しており、改革が進まない(新しい風が吹かない)

パワハラばかりで時代の変化に取り残されてるようなお店・会社に未来はありませんし、そこで働き続けても将来性ゼロです。それどころか、自分もいつの間にかパワハラに加担する側の人間の意識にすり替わってしまう危険性すらあります。

あなたが働くお店は大丈夫?

「今すぐにでも辞めるべき飲食店の特徴3選」というテーマで話を進めてきました。今回は飲食業界で嫌がられる「長時間労働」「給与の低さ」は辞めるべき飲食店の特徴からは除外しました。

休日の少なさや拘束時間の長さは飲食業ではほとんど避けられません、これを含めたら飲食の現場で働いている人片っ端から「辞めるべき」と宣言してしまうことになります。また、給与の低さも働くお店や会社、勤続年数と役職によって変わってくるし、だれでもすぐに理想の給与額になるわけではありません。

今すぐ辞めるべき飲食店の特徴3選
■キッチンの汚さが異常かつ清潔にする習慣のないお店

■社訓・社歌を毎朝暗唱させる飲食店

■暴力や暴言などパワハラが日常

何でもかんでも気に入らなければすぐに辞めることを推奨することはしませんが、少なくても上記3つの特徴に当てはまる飲食店の場合、早めに抜け出すべきだと私は思います。

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【職業】料理人 【好きなこと】:料理 【嫌いなこと】:早朝の会議・社歌の暗唱 【嫌いなもの】:ブラック企業 【座右の銘】:健康こそが全てにおいて大切