【確定】飲食店の労働時間は長い【就活生・転職検討中の人が絶対に知っておくべき飲食の事情】

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クマログ
飲食店・ホテルで料理人として15年ほど勤務した後、IT企業のマーケティング職へ転職。仕事の大半をブラック企業で過ごしたため、内部事情にはめっぽう詳しい。【飲食店の裏事情】【仕事・転職】【ブラック企業体験談】 が主なテーマのブログを執筆。都内在住アラサー男子。

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飲食店で働こうとしている人が絶対に知っておくべき飲食業界の事情…

それは、

労働時間の長さ

です。

「そろそろフリーターを卒業して飲食店の社員にでもなるか」

「就活したけどどこも内定出ない…もういっそ飲食店で働こう」

「飲食はハードすぎる、もう辞めたい」


このような若者たちを私は今まで数え切れないほどみてきましたが、みな飲食独特の過酷な空気に精神・肉体をやられて去っていきました。


わかりやすく言うと、異常なほどの労働時間に耐えきれず、辞めていくのです。


念のためですが、飲食の長時間労働に嫌気が差して逃げ出すことは悪いことでも何でもありません。


「このままだと身体がおかしくなる」


そう感じて危険を避けようとするのは人間の本能ですから。


このページでは、

◆飲食店で正社員として働こうと思ってる

◆すでに飲食店で働いており、異常な労働時間に悩まされてる

といった人へ向けたアドバイスです。

カフェ・レストラン・居酒屋…業種は色々でも共通することは…

飲食店と言っても業態や営業スタイルは様々です。

  • ランチ(11時頃)から始まり、22時頃に閉店するカジュアルレストラン
  • 夕方(17時)から始まり、翌朝5時頃まで営業する居酒屋
  • 早朝(7時頃)からオープンし、20時ごろに閉店するカフェ・弁当屋・惣菜屋さん
  • 牛丼屋や24時間営業のファミレス

しかし、これら飲食店と呼ばれるものに共通して言えることは、

営業時間の長さ

です。


営業時間が長ければ、必然的に従業員の労働時間も長くなります


いくらIT技術やテクノロジーが発展した現代でも、飲食店で料理を作るのもサービス係をするのも結局は人間です。


飲食店はアナログな仕事であり、人手があってこそ成り立つビジネスモデルなんです。


中には自動調理ロボットや自動精算システム(券売機やセルフレジ、タッチパネル式のオーダー)を導入している店もありますが、完全なる自動化は飲食においては未達成かつ不可能。


世の中には様々な職種・業種がありますが、中でも飲食の労働時間の長さやトータル的な過酷さが解消されない背景が、アナログな仕事であるということに尽きます。

求人票や転職サイトに記載されてる勤務時間は9割はデタラメと思え!

飲食店で正社員として働き始めると、ある奇妙なことに気付かされます。それは、

労働時間や休日、残業代などの手当が入社前に聞いていたこと、求人票に書かれていたことと全く違う

という腑に落ちないという現実です。

【よく見る飲食店の求人票】

雇用形態:正社員

勤務時間
09:00~22:00 シフト制 
1日8時間労働
休憩1時間

休日
月8回以上
夏季休暇;冬期休暇 所得できます

上記のような条件を読んで、入社手続きをしたと思っていても、

✓1日14時間労働

✓休憩は取れない

✓休日も月に4回取れればマシな方

✓残業代や手当は一切なし

いざ働き始めたらこのような悲惨な労働環境だったというケースのほうがほとんどでしょう。


入社した会社がたまたまブラック企業だったのでしょうか?


いや、違います。

飲食歴15年以上、かつて採用にも関わっていた私が断言しますが、

ハローワークや転職サイトに記載されている飲食店の情報(特に労働条件)は9割がデタラメです。




なぜこのような詐欺まがいなことが行われるか?理由は次の通り。

✓飲食店はどこも深刻な人手不足で是が非でも従業員を必要としている

✓真実を記載すれば応募がこない

✓嘘の記載でも法的な罰則が特にないのでその旨みを最大限に利用している

✓入社さえさせてしまえば、辞めようにも簡単には辞めれないという求職者の弱みにつけ込む


人手不足の飲食業にとって、月給制で使いたいだけ使える若い正社員はどの店も欲しいというのが実情。


若くて世間知らず、言葉悪く言えば「情弱」な人ほど、こき使いやすい。


飲食店に限らずですが、ブラック企業の社長や経営陣は、労働力の確保のために優秀な人材ではなく、無知で扱いやすい人間のほうが、働かせるには都合の良い存在なのです。

飲食はとにかく休日が少ない

1日の労働時間が長かったとしても、しっかりスケジュール通り休日が取れるのであればまだ耐えられるかもしれません。


しかし、ここでもまた、飲食業の過酷な環境が立ちふさがります。

◆1ヶ月休みなし、年間で休日が10回以下もあり得る

◆月に6回休みが普通

◆月に8回、年間で100回ほど休めたらかなり恵まれた飲食店

1日の労働時間の長さに加えて、さらに休みも少ない業界…。


飲食以外に存在するのかすら疑問に思えます。


休日の少なさ、労働時間の長さ、大して高くもない給料…。これらを考えると、

飲食は好きでやってる人以外が正社員として働いちゃダメ


と言っても、だれも反論しないでしょうね。

「労働環境が嫌…でも飲食の仕事は好き」という人へ

今現在、飲食店で正社員として働いてて次のように感じてる人はいませんか?

✓「料理」や「接客」といった飲食の仕事は好き

✓でも、労働環境の悪さに嫌気がさしてる

✓ホワイトな飲食店を探している

飲食店で働いていたときの昔の私がまさにそうでした。


飲食で休みがしっかり取れて、1日の労働時間も短いなんて店、本当にあるのだろうか…。


いくつもの飲食店を渡り歩いた私が出す結論ですが、

数は少ないがホワイトな飲食店も実在します。


先程、「9割以上の飲食店が、悪質な求人詐欺を行う」と書きましたが、その残りの1割が、労働環境や生産性、もっと言えば、従業員を大切に扱うホワイトな飲食店と言えます。


時代に合った考え方、柔軟な発想を持ち得る経営者と、古い体質にいつまでもしがみついているブラック経営者が展開する店では実際かなりの差が出てきます。

【ブラック飲食店の場合】

◆人手不足
→求人情報に良い情報(嘘)を記載し、無知な若者を大量採用して乗り切る

◆労働時間
→コストのかかるパート・アルバイトを減らし、安月給で使い放題の社員でまかなう

◆休日
→店長やマネージャー、チーフに主任など、意味不明な役職を与えて、店がまわらないようであれば自らの労働力で解決するよう指導 結果:休日がロクにとれない

対して

【ホワイトな飲食店の場合】

◆人手不足
→今いる従業員を大切にし、辞める人を出さない職場を目指す

◆労働時間
→店舗オペレーションを整備し、生産性を高め、一人あたりの労働時間を減らす取り組みを行う

◆休日
→先を見据えた採用・育成に力を入れ、店長やシェフなど管理職も規定回数の休日を取れるよう業務フローを整える

労働環境が悪すぎて辞める人が続出する飲食業界を、根底から変えようと努力をして、まさに実現させている飲食店も存在するのです。


昔ながらのブラックな体質な飲食店か、今の時代に適したホワイトな飲食店かを見抜く力さえあれば、悲惨な環境を抜け出せるかもしれません。


情報を1から探し始めるのは正直一人では難しいの事実です。


それを手助けしてくれるのが飲食店専門の転職エージェント、フーズラボです。

実際に私も過去に利用し、様々な情報を手に入れ、土日祝日休みの恵まれた環境の飲食店で働くことが出来ました。

もう飲食はこりごり…という人へ

なんとなく飲食店働き始めた人。


「将来は自分の店を持ちたい!」と志高く入社した人。

様々かと思いますが、実際に飲食の過酷な世界を自分の身を持って知ってしまった場合、とにかくもう飲食から抜け出したくてたまらなくなります。


どれだけ給料が上がろうが、休みが増えようが、もう飲食店で働くのは絶対に嫌…。

という人であれば選ぶべき選択肢はたった一つ。

替えがきくうち、若いうちに他業種へ転職するのです。


歳をとれば取るほど、未経験業種への転職の難易度は上がります。


すでに飲食店で今後もやっていける自身がすでにない人であれば、早めに転職を検討することを推奨します。

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