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ショッキングなことを言いますが、ブラック企業で働き続けたらお金は貯まりません。
「貯蓄をしてマイホームが欲しい」「海外旅行へいくために貯金を頑張る」など、誰もが働きながら常にお金の使い方を考えていると思いますが、ブラック企業勤めの人はその土俵にすら立ててないという悲しい現実を知るべきです。
今回はなぜブラック企業勤務の人が貯金することが出来ないか、解説していきます。
○就活・転職活動をしている人
○仕事がキツイ割には貯金が一向に出来ない人
ブラック企業 貯金が出来ない理由3つ
- そもそも低賃金
- 会社に思考力・判断力を奪われるから
- 投資する時間がないから
そもそも低賃金
スケールの大きな話になりますが、会社員の給料は働く業界の生産性で決まります。
- 例
■Webサービス一本で100万~1000万の売上見込
→生産性が高い
■飲食店や雑貨屋・アパレルなど安価の商品を大量に売るビジネスモデル
→生産性が低い
この理屈に「ブラック企業」も「ホワイト企業」も関係ありません。補足するとまだまだ色んな要素があるのですが、ここでは省略します。
ではここから本題。
ブラック企業勤めで致命的なのは、一ヶ月毎の基本給以外の要素にあります。
- ブラック企業の給与面での特徴 一例
■固定残業代・年棒制によって残業手当を出さない
■社会保険・雇用保険等に未加入
■低すぎるボーナス査定・もしくはゼロ
■年に一回の昇給がなく、10年間同じ給料
■家族手当や家賃補助などの福利厚生がない
■ミスや会社にとっての損害を給料から天引される
■予告なく給料を減額される
貯蓄出来ない人の要員は、毎月の給料云々ではなく、上記のような一見わかりにくい部分が根こそぎ欠けていることが多いのです。
この際多くの人に知ってもらいたいのですが、
ブラック企業かどうか判断する時、「長時間労働・休みなし」「給料が低い」といったわかりやすい部分だけに注目するのではなく、本来労働者が会社勤めするにあたって得られる権利がないのかどうかも視野にいれておかなければなりません。
会社に思考力・判断力を奪われるから
ブラック企業は従業員をコマのように使います。
- 休日出勤
- 異常なほどの長時間労働
- サービス残業の強制
- 暴言や暴力・嫌がらせ
これらが当たり前のように従業員に課せられます。その結果、体力的にも精神的にも疲れ切ってしまうことは想像しやすいでしょう。
となると、ブラック企業で酷使された従業員は冷静な思考力と判断力を失ってしまい、結果的にお金の正しい使い方が出来なくなります。
■ネットショップで必要のないものを大量に購入してしまう
■パチンコやスロット等のギャンブルにハマってしまう
■ソシャゲ・ネットゲームにバカみたいに課金してしまう
■貯金や貯蓄など、将来的なお金の使い方を意識出来ない
これらは「ストレスが原因で引き起こされる浪費グセ」と、ブラック企業でひどい目合わされ、思考力と判断力を失った精神状態が合わさり、止めるに止められなくなります。
私が以前勤めていたブラック企業では、パチンコなどのギャンブルや、クレジットカードのリボ払いによって借金まみれになり、気がついたらみんなの前から姿を消し、連絡も取れなくなった社員を何人も見てきました。
「異常」とも思えるブラック企業で務めたことない人であれば誰もがこう思うでしょう。
全部が全部、会社のせいではありませんが、ブラック企業で心身ともにヤられた人ほど、まともな思考を失い、間違ったお金の使い方をして人生台無しにしてしまう可能性が高くなります。
突然ですが、あなたは「お酒の失敗談」はありますか?酒に酔ったら誰しもがとんでもない失態をやらかしたことあると思います。俗にいう「お酒の失敗談」。
ブラック企業で体力と精神を病むと、お酒を飲んでもないにも関わらず、酔った時のような自分でも意味不明な行動をしてしまいます。
・ここから少し私の話をします(おもしろおかしく、でも真剣に聞いて下さい)
■マンションの自分の部屋と上の階を間違え、そのままお風呂に入ろうとしてしまった
■行きつけのカレー屋さんでいつも注文してる豚しゃぶカレーを頼めばいいものを、意味不明に30分も迷ったあげく、食べずに帰宅する
■帰りの電車の中で、独り言が止まらない
■仕事終わりの帰宅後、お風呂に入ったが、お風呂に入ったことを忘れてもう一回お風呂に入ってしまう
■書類等に書く自分の名前の漢字をど忘れする
酒に酔ってない状態での出来事です。
ブラック企業勤めだと職場の人間関係がわるく、かつ時間もないので飲み会をした経験はほとんどありません。
結論:ブラック企業で酷使されると自分でもビックリするくらい判断力と思考力を失います。
ブラック企業経験者の私はそう思います。
投資する時間がないから
そんなの難しすぎてほとんどの人がやってないんじゃないの?
ここでいう「投資」は資産運用や株といったマネーゲームではなく、自分のスキルを磨く「自己投資」のことです。
- 本を読んで専門知識を身に着け、資格試験を受験する
- セミナーや勉強会に参加し、スキルを磨く
- 働く上で、将来的に自分の役に立つものを購入する
「自己投資」にはお金と時間が必要です。
ところで、「会社員の給料は働く業界の生産性で決まる」と先ほど言いましたが、これに加えて自分の「市場価値」も大きく影響します。
■市場価値
→自分のスキルや経験など、給与を決める能力値
- ブラック企業で働き続けると年収が上がらないサイクル一例
ブラック企業勤めでプライベートの時間がない
↓
時間がないから自己投資(自分磨き)ができない
↓
自己投資が出来ないから「市場価値」が上げられない
↓
「市場価値」が上げられないから給料が上がらない
普段の会社での業務を淡々と何年も繰り返しているだけでは自分の市場価値はあがりません。
ましてや、劣悪なブラック企業で酷使されていると、思考力や行動力が奪われ、自己投資にあてる資金や時間もない。
市場価値を高めなければ、現在勤務している会社が倒産したり、転職をするにしても変わらぬ給料で同じスタート地点を繰り返すことになります。
・意欲のある人
・給料を上げたいと思っている人
・今の会社をやめたとしても、どこでも通用するスキルが欲しい人
このような人は自己投資(自分磨き)を怠りません。通勤中やスキマ時間に本を読んだり、休日にはセミナーに参加したり、資格の勉強をして受験したりなど。
今現在、会社で上のポジションに就き、大幅に年収を上げた人はあなたの周りにもいますよね?
その人はタダ時間がすぎるのを待ってて、自然と出世したわけではなく、日々自分磨きを行い、自己投資を惜しまなかった人がほとんど、いや、全てです。
うらで血を見るような努力をしてきたからこそ、結果が現れたと言っても過言ではありません。
社会人にとってプライベートの時間がいかに大切か。このような部分にもつながるんですね。
ブラック企業は人生をダメにする
・低賃金に加えて、福利厚生や手当等もなく、貯金が出来ない
・パワハラや劣悪な人間関係により精神的ダメージがひどく、浪費癖になる可能性も
・自己投資の時間も資金もないので給料アップするきっかけすら作れない
今回はブラック企業で働き続けると貯金ができないという内容で進めていきました。
休みも減らせれ、残業も毎日。おまけに上司からのパワハラや嫌がらせ。
まともな思考を失うのもムリはありませんし、仮にもし
「あ…これ自分のことだ…」
と共感する人もいると思います。
その人に言いたいのはたった一言だけ。
自分を必要以上に責めないで!
ブラック企業で狂わされてしまう人間を何人も見てきましたが、それらに共通して言えることは「真面目」でいい人ばかりでした。
その人の良さを逆手にとり、会社(経営者)の利益のためだけに働かせるアホみたいなブラック企業が悪いのです。
このまま今の生活を続けますか?
「お金」のこと以外でもブラック企業のことで悩ませれているのであれば、明日にでも退職届を突き出し、次の転職先を探すことをオススメします。