「飲食店の正社員の辞め方がわかりません」←何度も辞めた著者が教えます

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飲食店・ホテルで料理人として15年ほど勤務した後、IT企業のマーケティング職へ転職。仕事の大半をブラック企業で過ごしたため、内部事情にはめっぽう詳しい。【飲食店の裏事情】【仕事・転職】【ブラック企業体験談】 が主なテーマのブログを執筆。都内在住アラサー男子。

飲食店で正社員として働いている人で、下記のような悩みを抱えている方へ向けた内容となります。

・激務過ぎて辞めたい

・休みがなくて体を壊しそう

・辞めると決めたがイマイチ辞め方がわからない

飲食歴15年以上。数多くの飲食店を辞めてきた(自慢にならない)著者が、勤めている飲食店をスムーズに辞める方法を語ります。

辞め方は2パターンある

業界に関係なく、職場を辞める場合、私は2パターンあると考えます。

①円満退職(もめごとなく労働契約を解除すること)

②逆・円満退職(「円満退職」ではない退職)

ちゃんと段階を踏んで、会社と労働者がお互い合意の上で退職することを一般的に円満退職と呼びます。


なお、②の「逆・円満退職」という言葉は辞書にありません。私が勝手に名付けました。

出来ることなら円満退職を目指したい

容易に想像できることですが、円満退職する方がメリットはあります

【円満退職のメリット】
・良い関係性を保ったまま次の職場で働ける
・退職の手続きをスムーズに行える
・無駄な争いごとの勃発を防げる

逆に、円満退職ではなく、むしろ喧嘩別れみたいな辞め方をした場合はリスクがとても多いです。

【円満退職しなかった場合のデメリット】

・業界内でブラックリスト入りする可能性
・退職手続きがスムーズにいかない可能性あり
・これまで一緒に働いてきた従業員に忌み嫌われる


なので、これまでお世話になったという気持ちも含め、出来るだけ円満に退社できるように動くことを推奨します。


…というのが大多数でしょう。


しかし、「円満退職なんてどうでもいい」という人も一定数いるという過程で、話を進めていきます。

全業界共通・円満退職のためのセオリー

飲食に限らず全ての業界に言える話、円満退職を目指す場合は次のことを意識して退職手続きを進める必要があります。

①1ヶ月以上前に申告

②繁忙期の退職は避ける

③引き継ぎをしっかり終わらせてから退職する

今まで一度も会社を退職したことがない人もいるかと思うので、軽く補足します。

①1ヶ月以上前に申告

文字通り、退職したい日の1ヶ月前には上長(上司)に辞めることを伝えましょう。

【例】

4月30日に退職したい場合

3月末までに申告

会社によっては退職の申告は2ヶ月前だったり、ひどいとこでは6ヶ月以上前に申告せよというルールがあります。


自分が所属する会社の就業規則に必ず書いてあると思うので要チェックです。特に記載がない場合でも、一般常識として1ヶ月前には余裕をもって報告したいところです。

②繁忙期の退職は避ける

具体的には、12月20日などのめちゃくちゃ忙しい時期を退職日に設定するような辞め方は避けたいところ。


ただし、繁忙期に退職の申告をするのはOKです。ため息つかれることは避けられないでしょうが…

③引き継ぎをしっかり終わらせてから退職する

自分が担当していたタスクなどを残りの従業員に必ず引き継がせてから辞める


これも円満退職するには必要不可欠です。

【引き継ぎを行わずに店長が退職した場合】
店長業務が出来る人がいなくなる

店が回らなくなる

客もその他従業員も迷惑する

円満退職にこだわらない場合

「もうどうせ会わねーし、円満退職にこだわらない」

「むしろ復讐がてら、あえて忙しい時期に辞めてやりたい」

「1ヶ月も待てない、今日にでも退職したい」

こう思うのであれば、ここまでの内容は全て無視で構いません


というか飲食店を辞めたいと考える人は私の経験上、円満退職にこだわらない人が多いようにも思います。


実は当記事はそういった円満退職なんかどうでもよく、とりあえず辞めたいといった人へ向けた内容でもあります。

法律では2週間で辞めれると決まってる

「辞める場合、1ヶ月前には申告する」というのは実は、あくまでも暗黙の了解的なものであり、絶対的なルールではありません


民法などの法律上でも、実は2週間前に報告すれば退職が可能となってます。

(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用:民法

当たり前の話、我が国では…

法律 > 就業規則

という具合になるので、会社が「1ヶ月前じゃなきゃダメ!」と言っても、国が定めたルールが優先されるため、申告してから最短で2週間で辞めれるようになってます。


とは言っても、上司や社長に向かって、

名前
法律通り2週間後に辞めさせて頂きます
社長
は?
上司
は?

と引き止めを振り切って強行した場合、間違いなく円満に退職することは出来ません。その点だけ注意が必要です。

【知らないと損】退職の引き止めの断り方を転職経験5回の著者が解説

2021.05.02

飲食店では即退職も珍しくない

・最低でも1ヶ月前の申告がセオリー
・法律では2週間で辞めれる

と上述しましたが、飲食店では上記のようなことは一切行わず、それこそ今日明日で辞めますといったことが多発します。

知っての通り、飲食を始めとするサービス業の離職率の高さは、全業界の中でもトップです。

バンバン入退社を繰り返す飲食店。いちいち律儀な退職手続きを踏んで会社を去る人のほうが少ないと言っても過言ではありません。

実際にいたワイルドな辞め方
・料理長と喧嘩し、その日の休憩時間に退職

・早朝に店長に向けて1通のLINEを送り即日退職

・音信不通でバックレ

極端な例ですが、過去に上記のような辞め方をしてきた飲食の社員を数多く見てきました。

【著者の場合】
暴露しますが、著者の私も飲食店を即日退職したことがあります。
オーナーと意見が合わず、口論となってしまい業務中に帰宅。
その数時間後に電話で退職の意思表示をしたら、
「明日から来なくていいよ」
と言われたので
「わかりました!」
と返事して決着。
その日を退職日に設定され、会社を去ることに…笑

※面倒だったので、訴えたり、解雇予告手当を請求したりはしませんでした



「そんな辞め方あり???」


と思われるかもしれませんが、結局のところ、会社と従業員の双方合意のもとであれば即日に退職することも可能なのです。

労働者が即日退職の希望を告げ、会社側が合意すれば当然、即日退職が認められます。
【引用:たきざわ法律事務所

つまり、

辞めようと思えば即日に辞めることも可能なのです。

【飲食店の場合】
・即日退職が全然珍しくない状態
・辞めようとしている人を説得し、心変わりする可能性が極めて低い
・引き止めるよりもさっさと変わりを探すことに注力しがち

以上のことから、社員でも即日退社が発生しても大騒ぎしたりしません。
こんな異常事態に業界全体が慣れてしまっているのも問題ですね…

店長として採用にも携わってた時の経験

私は長いこと飲食店で店長や料理長をしてきました。その時感じたのは、

「辞めるやつめっちゃ多いな…」

ということ。最高記録(不名誉)は1年で社員が6人ほど辞めました。


その中の半分は2週間どころか

「今日で辞めます」

といった即日退社の申告でしたね。1ヶ月前報告してしっかり引き継ぎして円満に退社した人なんて一人くらいでした。


1ヶ月前ルールを設けてはいましたが、辞める人は基本守りませんでしたね。私達もその光景に慣れてしまい、辞めたいと言ってきたら、その人が希望する日に辞めさせてあげるスタイルでした。

違法まがいのブラックな職場だったら律儀なことしなくて良い

繰り返しますが、出来ることなら職場は円満退職をした方が良いに決まってます。


しかし、あなたが働いている飲食店・母体である会社が限度を超えたブラック企業である場合は例外です


命の危険を感じるくらい、酷い労働環境であれば即退職も選択肢に入れるべきです。

・1日の労働時間が軽く10時間は超える
・休みが週に1回ほどしかない
・休日にも職場の人間から電話やチャットで連絡がくる
・残業代等の手当がなく、不当な労働を強いられている
・普段からパワハラ・セクハラといった環境に悩んでる

労働者のことを蔑ろにして、自分達の利益のことしか考えない。こういうのを、

ブラック企業

と呼びます。


労働基準法などのルールを完全に無視する会社に対して、何故こちらだけ1ヶ月前だとか、2週間前とか守る必要があるのですかね?


本当にヤバいと思ったらまずは自分の身を守る行動を最優先に取りましょう。

まとめ

このページのまとめ
・なるべく円満退職を目指す
・無理そうなら常識の範囲内でさっさと辞める意思表示をする
・労働者と会社が双方合意すれば即日に辞めることも可能
・潰されそうなくらい劣悪な環境なら、自分の身を守ることを最優先にしろ

辞めたいけど言えない人のたった一つの共通点とその解決策を提案【あなたの背中を押します】

2021.04.29

辞める場合は次の転職先を決めてからが理想

円満退職するかしないかに関わらず、現在勤めている飲食店を辞める場合、まず先に次の転職先を決めてから辞めることを推奨します。

転職先を決めてから辞めるべき理由
・退職する最たる理由にできるから
・未練を残すことなく職場を去れる
・辞めてから転職活動をする場合、ズムーズにいかない場合精神的負担が大きすぎる


激務な飲食店を辞めてからゆっくり職場探しをしたいという気持ちもわかりますが、このご時世、時間をかければ理想の職場が見つかるとは限りません。


転職活動が長期化して、無職・無収入の状態が続くとだんだんと精神的に苦しくなってくるというのは、数多く転職をしてきた著者も経験しました。

「このまま就職先が決まらなかったら餓死することになるのだろうか?」
「辞めないほうが良かったのかな…」
「例え転職先が決まっても、うまくやっていけるのか…」

など、ネガティブなことばかりが頭をよぎるのです。


道を歩いている時、電車に乗ってる時、お風呂でシャンプーしている時、寝ようとしてベッドに寝転んだ時など、ふとした瞬間にとてつもない不安と恐怖に襲われます。


綺麗事に聞こえるかもしれませんが、そんな苦しみを私以外の人に経験してほしくありません。


話を戻しますが、確実に次の行き先を決めてから職場を去る手続きを行いましょう


とは言っても、時間的にも体力的にも転職活動をする余裕がないないと言う人が大多数だと思います。たしかに、転職活動は膨大な体力と精神力を消耗するので、一人でやるのは相当厳しいものになること確定です。


そこでおすすめなのが、転職エージェントを利用することです。

転職エージェントを利用するメリット
わからないことだらけの転職活動について専門家が教えてくれる
→転職への不安が軽減される

・履歴書・職務経歴書の上手な書き方をレクチャーしてもらえる
→選考に通りやすくなる

・面接対策やその他採用選考に関してのアドバイスを貰える
→自信がつき、スムーズに転職活動を行える

・一般応募では接触できなかった企業でも、エージェント経由だと面接に進めるなどのメリット
→より多くの可能性・選択肢が増える

・内定後のアフターフォローもある

私自身も長時間労働・休みが月に2~3回という過酷な労働環境にいながらも、転職エージェントを利用し他業種へ内定に繋げた経験が多くあります。


利用するのは無料。サイトから今の自分の職業や理想とする転職時期などの簡単な情報を入力するだけですぐに利用できますし、登録もわずか数分で簡単に終わります。


下記に私が実際に利用したサービスを記載し、当記事の締めとさせて頂きます。


リクルートエージェント

国内最大級の転職エージェント。案件が豊富なので他業種へのジョブチェンジを検討している人は登録必須です。

doda

dodaも案件が豊富でエージェントのサポートの質も高い。様々な業界の求人を取り扱っているので、別の飲食店を含めた転職を考えている人に特におすすめ。

Foods Labo

飲食専門の転職エージェント。「やはり飲食がやりたい」という人は間違いなく利用するべきサービスです。


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