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このように感じている若い女の子たちへ。
辛い思いをして一人で苦しむのはやめましょう。
飲食店で働いている社員がセクハラをする人が多い理由とその対処法について。飲食店歴15年以上、かつ現役料理人の私クマログが解説します。
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飲食店でセクハラが横行!?その背景は?
私は一切セクハラに加担したことはありません。
ハッキリと自信を持って言い切れます。
でなければ、このような記事を書いたりしません。
はじめに理解すべきことは、セクハラやパワハラを頻繁に行う人は、個人の資質の問題が大半を締めます。「日本人は真面目な人ばかり」と欧米諸国の人が特徴をあげますが、日本人でも真面目でない人たくさんいますよね。それと同じで「人それぞれ」という言葉で済ますことなのです。
しかし、飲食業界ではパワハラやセクハラ被害を訴える従業員は非常に多く感じますし、実際私がシェフとして働いていた時、セクハラや嫌がらせを相談されたことが何回もありました。しかも、1店舗だけの話ではなく、3ヶ所くらいで、アルバイトが同様の被害で悩んでいるという声を目の当たりにしました。
「なんて業界だ…」
あまりにも程度の低い事件が多発している事実を知り、飲食業界に嫌気がさす瞬間が何度も訪れました。
「飲食業界は人間性の低いやつらしか集まらないのか…」
そう考えた日々もありました。ですが、元々、悪い人ばかりが集まるような世界ではない。でもなぜ、パワハラやセクハラばかりする人が飲食店に集中してるのだろう…。
それは、飲食業界独特の労働環境が、まともだった人間を悪い方向へ変えていくのではないかと、最近になって実感しました。
長時間労働などの激務によってまともな思考を失ってるから
生まれ育った環境が余程劣悪だったりしなければ、本来誰でも理性やまともな思考は持ってます。ましてや正社員として働く大人なので当然。
しかし、ブラック企業と呼ばれる世界に足を踏み入れてしまうと、冷静な思考と判断力を確実に失ってしまいます。
その結果何が起こるかというと、物事の善悪が付けられなくなるのです。お酒を飲んだ時のことをイメージすればわかりやすいと思います。自分の意志とは違う何かが自分を操っている感覚です。
この状態が仕事に及ぼす影響は、パワハラやセクハラなどがあげられます。いい歳した大人に「パワハラや嫌がらせ、セクハラはダメ!」といっても「わかってるよ」となりますが、ブラック企業で疲弊してしまうと、そんな簡単なことでさえ理解できなくなります。
■長時間労働やパワハラ・理不尽な出来事が続く
→まともな思考力と判断力が低下する
【結果】:パワハラやセクハラを「悪いこと」という認識を忘れ、自分が加害者になっていることに気が付かない
嫁(奥さん)に見捨てられてる
今現在、バイトしている学生やその他若者、パートのママさんに聞きたいことがあります。
「あなたの職場の店長、休み取れてますか?家にちゃんと帰れてますか?」
飲食店で働く店長を始めとする社員の人は、激務と隣合わせの生活を送っています。結婚していて奥さんや子供がいる店長は、長時間拘束というもはや飲食業界の決まりごとのせいで、家族とまともに過ごす時間などありません。
当然、奥さんや子供は旦那(父親)に対して「仕事ばかり…」、「家のことほったらかし」など、不満が募る。職業別離婚率で飲食業で働く人間の割合がかなり高いことから、家族に不満がられてる事実がはっきりとしています。
いいよ別に、俺にはかわいいパートのママさんやキュートな女子大生がいるもんね~♪
自分の努力でいくらでも環境を変えれるにも関わらず、投げやりになって開き直る。諦めててしまった飲食店の店長の毎日の楽しみは、バイトやパートの女性とイチャイチャすることに変わっていくのです。
ただ仲良くコミュニケーションを取るだけならOKですが、先程いった「思考と判断力の低下」が、超えてはいけない線を大きくはみ出す。その結果、女性にとっては不快でしかない「セクハラ」につながるのです。
出会いがなく、バイトやパートの女性に接近したがる
飲食店の社員の離婚率の高さは他に比べてもかなり高い割合です。
このデータを参照すると、飲食店の社員の4人に1人以上は離婚をしているということになります。なぜ、ここまで離婚率が高いのかは、繰り返しになりますが、長時間労働と休日の少なさによって、結婚相手(嫁)が不満や孤独を感じやすいためです。
離婚して奥さんを失った気晴らしに、アルバイトの女性やパートのママさんに急接近したがるのも飲食店店長の特徴の一つです。度が過ぎると「セクハラ」に発展します。
・毎日12時間~14時間拘束
・休みも少ない
・心も体もヘトヘト
→新しい出会いや恋人を作る時間がないので、パートの女性やアルバイトに手を出すことを考える
モラルのない人が集まる業界
ここまで話した「思考力の低下」・「離婚したショック」とは別の要因です。
社会一般では「底辺職」と罵られる飲食業界には、モラルのカケラもない人間が多く存在します。それ故、「底辺」と多くの人に思われてしまう悲しい現実があるのです。
当然、モラルがなく、人間性の低い人間はパワハラやセクハラといった最底な行為を繰り返します。
セクハラでもパワハラでもない、
コミュニケーションの一つだ!
などと言って、自分のやってることを正当化し続ける飲食店社員を何人も見てきました。
まともに言い返すとすれば、パワハラやセクハラは、やってる本人が自覚がなくても、被害を受けた側が「セクハラ(パワハラ)です!」と感じたらその時点でアウト。人の気持ちをなんとも思わない人間をまともに相手するのは時間と体力の無駄です。
全員が全員ではない!
注意書きをしなくても理解して頂けてると思いますが、飲食店で働く社員が全員パワハラ・セクハラ体質というわけではありませんよ。
私自身が色々な現場をみて回って、そこにセクハラばかりする店長や社員が多かったことと、ブラックな業界で働き続けて精神を傷つけてしまった人は、善悪の判断が困難になる背景を伝えました。
この記事を読んでるあなたも「あ、〇〇店長のことだ」と顔を思い浮かべるかもしれません。仕事仲間や、飲食店でアルバイト経験のある知り合いに色々聞くと、どこも似たような人が多いことに改めて気付かされます。
セクハラ店長への対処法
ここからは実際に被害を受けた場合、どのように対処すればいいのかを深堀りしていきます。
私が実際に飲食店で管理職として働いていた時に相談を受け、見事解決に導いた実体験を交えていくつか提案します。
これは、飲食店に限らず、どの職場でも実践出来ることなので、参考に。
証拠を残す
■スマートフォンのボイスレコーダー機能を使い、音声を録音する
■死角にスマホやデジタルカメラをセットし、実行した瞬間をおさえる
■メモに被害を受けた日付や場所を書き留める
スマートフォンのボイスレコーダー機能を使い、音声を録音する
女性が不快に思うような言葉を浴びせたり、言わせたりするのはれっきとしたセクハラです。
このような場合は音声を録音して証拠を残しましょう。そして上長に報告。あ、店長が加害者の場合、エリアマネージャーや社長など、その上の立場の人が良いでしょう。
当然ですが、証拠がなければ問題解決につながる可能性は極めて低いです。
本当なのか?
い、いや、そんなことするはずありません!
(危ねぇ~冷や汗)
「言った」・「言ってない」などはいくらでも操作できますし、組織的に立場が上の人間ほど守りにかかるとこがほとんどです。そこで決定的な証拠を押さえ、突き出せば相手はなにも言い返せません。
死角にスマホやデジタルカメラをセットし、実行した瞬間をおさえる
難易度はかなり高めでものすごく勇気と計画性が必要ですが、映像として証拠をおさえるのが何よりも確実です。
セクハラが常習化してる人間は、実行するタイミングがほぼ決まっています。そこを利用し、こっそりと映像として残すのです。
過去飲食店でセクハラ被害があった時は…
【ホール】
・営業終了後の入金作業・日報作成時の店長とアルバイトが二人っきりになる時間帯
【キッチン】
・アイドルタイムやシェフと食材や備品の納品作業を一緒にする瞬間
計画的に作戦を立てるため、ビデオで録画するのはかなり難しいかもしれませんし、もし、万が一バレたら相手が逆上する恐れもあります。
リスクは高いですが、「我慢出来ない」、「復習したい」と考えている場合は、一つの手段として考えて下さい。
メモに被害を受けた日付や場所を書き留める
証拠としては弱いかもしれませんが、メモやノートに被害を受けた時の状況や日時、場所をなぐり書きで良いので残しておくのも効果的です。
しかし、被害を受けた側からすれば、メモとして記録することで、心を痛めてしまったり、余計に傷つくこともあります。辛いかも知れませんが、我慢し続けて苦しむより、改めて被害を再認識し、次の行動に移るほうが、長期的な目で見れば得策であるとも言えます。
少しずつ周囲に広める
■証拠をおさえるのが難しい
■下手に自分から動くと余計に苦しい思いをする
そのような場合は、
(加害者に対して)直接「やめて下さい!」と言う
勇気を出して、これをまずやってみて下さい。
繰り返しますが、セクハラに加担している大人は、その行為が悪いことだと思っていません。たちの悪い話です。黙って我慢していれば「嫌がってない」と勝手に認識され、どんどんエスカレートしていきます。
「やめてほしい」と意思表示したのにも関わらず、一向におさまらない場合は証拠をおさえて上に報告するか、その職場を去るか、行動するべきです。
真面目で優しい人ならそう思うのもムリはありません。
その場合、まずやってほしいことは、一番信頼できる人にまず相談しましょう。この相談相手は同じ職場の同僚でも後輩でも、社員でも誰でもOK。
注意点は、一度に全員に報告するのではなく、少しずつ相談する相手を増やすことです。徐々に噂が広まり、セクハラ加害者の居心地を悪くする空気を作るのです。余程鈍い人でなければ、周りの視線の冷たさに気が付き、「自分はいけないことしてたな…」と心を入れ替えるきっかけになります。
我慢はダメ!勇気を出して行動しよう!
セクハラ被害を受けた女性の多くが、「被害を報告するのが怖かった」と心境を語ります。被害を受けた瞬間だけでなく、その後ずっと苦しみ続けることになるのは、想像しただけで胸が苦しくなります。
どんな職場であれ、絶対にセクハラは許してはいけません。
被害者は何一つとして悪くありません。罪悪感を抱えたままその職場で働き続けるのはもうやめませんか?
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